2011年3月21日月曜日

白菜の漬物

こんにちは、もくせいの家です。

 ある日、ご利用者が朝市から届いた大きな白菜をご覧になり、「他の住人が白菜の漬物を食べたいと言っているから作りたい。」と言われました。
 「どうぞ作ってください」とお伝えすると、「ありがとう」と言われ、台所に入られ、白菜の葉を一枚ずつ剥がして洗い、包丁で丁寧に切っていかれ、ボールに入れられました。そして、塩を振り入れられ重しを載せられました。
 もう一品作ることになり、職員と共に、白菜に塩昆布を混ぜて、漬物にして頂きました、少し時間を置き水分が出てくると塩加減の味見され、「これでよし」と言っておられました。
 昼食前、先ほどの白菜を軽く絞られ、「ちょっと味の素欲しい」と言われ、振り込まれて皿に盛られます。
 もう一品の塩昆布と混ぜた方も盛られ、昼食に皆様一緒に召し上がると満足そうな笑顔をされていました。
 日々の生活の中、経験豊富な方々に出来る事はたくさんあります。
 それは何かを見つけ、一緒に関わっていけるという喜びを日々感じています。 

新美 あい子